2013年8月22日木曜日

24時間換気システム防音作戦開始!吸音材の比較検討と導入


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最近建設された住宅に義務づけられている24時間換気システムですが、建物の防音性能に与える影響は見逃せません。

現状

私が住んでいる部屋にも24時間換気システムがついています。単純に壁に穴が開いており、排気した分だけ空気を取り込むような仕組みになっています。そのため、いくら壁がコンクリート製で防音性能が高くても、24時間換気システムの穴から音が出入りするような状態になっていました。


外からの音はほぼ素通りで入ってくるような状態でした。自動車の音から、人の話し声まで聞こえてきました。逆に、部屋の中の音も外に筒抜けになっている状態です。
これではいかん!ということで、24時間換気システムの穴に防音対策を施すことにしました。


注目したのは、吸音材です。
24時間換気システムの穴の中に音を吸収する材料を設置して、消音しようと考えたわけです。


吸音材の比較検討

早速、吸音材をネットショッピングで調べてみました。
以下の商品が見つかりました。
あわせて、それぞれの製品の消音特性も調べてみました。


感想(1件)
: 消音特性は商品ページに記載されていました。


感想(5件)
: 消音特性は商品ページに記載されていました。


感想(0件)
 : 消音特性は、見つかりませんでした。



: 消音特性は、次のページ(PDF)に記載されていました。
消音特性
一部消音特性が見つからなかった商品はありましたが、各商品に消音特性が記載されていたので、各商品の消音特性を見比べてみました。

そして、私が吸音したいと思う音を、最もよく吸収するであろう一番上の「DaikenPlastics 大建プラスチックス DK 150NS 防音パイプ」を購入することにしました。

各製品によって、吸音特性が異なるので吸音したい音の特性に合わせて、適切な製品を選択すると良さそうです。
(人の声や、車の音など、騒音の種類によって、音の周波数は異なります。)


穴のサイズは重要なので、しっかり24時間換気システムの穴のサイズを測りました。
(多少吸音材の方が大きくても、吸音材は柔らかいので少しなら小さく圧縮できるので大丈夫でした。)


取り付け

吸音材が届いたら、早速24時間換気システムに取り付けてみました。
取り付けは、以下の手順で行いました。

(1) 24時間換気システムのカバーを取り外し
(2) 壁と24時間換気システムを固定しているネジを取り外し
(3) 24時間換気システムを取り外し
(4) 内部に吸音材を設置
(5) 取り外したものを取り付け


24時間換気システムを取り外してみると、ホントに壁に穴が開いているんだけなんだなということを実感しました。


外からの空気は汚れている

余談ですが、内部は細かいほこりでかなり汚れていて、手がかなり汚れました。
(そして、細かい汚れが風に乗って部屋の中まで落ちてきました。)

24時間換気システムに、以下のようなフィルタを設置しているのですが、数日で真っ黒になるのもうなずけます。




そして、実際に24時間換気システムに吸音材を設置して1か月くらい経ちました。
人の声はあまり聞こえなくなったように感じています。排気音のうるさい車が通ると音が聞こえる程度です。(効果は環境による部分が大きいと思います。)

少しは吸音材が役になっているのかな、と思います。

どうしても空気を通すために穴が必要なので、コンクリートの壁のように完全に防音することはできませんが、それでもないよりかは良いかなと思っています。
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