2015年3月28日土曜日

自分自身が生きるために必要なものはなにか?


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人類が高度に発展すればするほど、”生きること”とは直接関係しない作業をすることによって生きることになります。

大昔であれば、自分が行う作業には直接的なつながりを見いだせたのかもしれません。
現代は、大勢の人々によって作業分担することによって、生きるために必要なことすべての生産を行っています。そのため、生活に必要となる作業は細かく分解され、自分が行っている作業が、どのように他の人の生活を補助する作業として役立っているのか見えづらくなっています。

そんなときは、自分自身が生きるために必要なものはなんなのか?という点について考えると、自分の作業がなぜ他の人に役立っているのか、という点を考える上でのヒントになるかもしれません。自分自身の作業が他の人に役立っていることと、他の人の作業が自分自身の役に立っていることをつなげて考えることができるからです。その結果、なぜ自分自身が生きていることができるのかを考えるヒントになります。


ということで、私が今現在生きるために必要なものをざっと列挙してみました。

直接的な影響
衣・食・住 が基本でしょう。

衣類:服、靴、・・・
食事:水(水道)、ガス、米、小麦、魚、肉、野菜、・・・
住居:家、電気、家具、家電、照明器具、暖房・冷房、・・・

そして、現代人であればそれだけでは過ごせないでしょう。
娯楽:テレビ、インターネット、ゲーム、本・・・
医療:各種医科、製薬、・・・
教育:小、中、高、大、・・・

などなど。

それぞれの項目について、具体的な商品を浮かべるくらいまでに分解していくと、相当量の必要な作業量があることがわかるでしょう。商品を分解すると、そこにはそれを構成する部品があります。その部品には、更にその部品を構成する部品があります。それを原料に至るまで分解するだけでも相当の工程があります。そして、原料から製品になるまでには、必ずそれを加工する作業が必要です。さらに、それを管理し、運搬することも必要です。

もし、自分一人でそれらすべてを賄おうとしても、到底不可能です。
作業量、時間、知識量、資材等々、どうあがいても、人間一人で行えるものではありません。

そのような作業を大勢の人で分業し、個々が個々の作業を効率化・高度化することで、人類は豊かになってきた、なれるわけです。


さらに、普段は意識していませんが、直接的に見える部分以外にも、多くの生きるために必要なものがあります。


間接的な影響
治安の維持、社会の維持、環境の維持・・・


人一人が生きるだけでも、簡単には数えられないほどの必要なものがあります。更に、人によって、趣味趣向が異なるため、共通的に必要になるものとは別に、趣味趣向に合わせた生きるために必要なものがあります。

現代は、昔に比べると多様化しているといわれています。つまり、(人類の人数が一定または増加しているという前提では)人類の総量として、生きるために必要なものがどんどん増えているわけです。そのような趣味趣向に合わせた多様なものを十分に供給できるだけの生産量があるため、人類は豊かな現代社会を過ごすことが出来ると言えます。

その多様な趣味趣向に合わせたものを生産できる基盤となるのが、過去の資産です。各種インフラ設備、組織、作業手順、など、整備するまでは時間と作業量が必要ですが、いったんそれらが整備されれば、同じものを供給するのに必要な時間と作業量を大幅に少なくすることができます。そのような効率化によって、現代の多種多様な豊かな生活を送る上での基盤が出来ていることも忘れてはならないでしょう。

以上、自分自身が生きるために必要なものはなんなのか、という点について考えてみました。

それらを考えると、人が今後どう生きていくべきか、という点も考えるヒントになるでしょう。
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