2014年3月30日日曜日

増税前に4月以降の切符をえきねっとで予約したが、結局増税後の価格で受け取ることを選びそう


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さて、消費税が5%から8%へ3%値上がりするまであと1日ですね。

今のうちに買っておこうと思うものをいろいろと注文するのに忙しい日々をおくっているのではないでしょうか。


私も増税後の 4 月以降に JR東日本の特急列車や各駅停車に乗る予定があるので、今のうちに購入しておこうと思い、えきねっとで予約してみました。

が、予約後に気が付いたのですが、下記ページに記載されているように基本的にえきねっとで購入した日ではなく、切符を受け取った日が増税前か増税後かによって、税率が変わるとのことです。

えきねっと(JR東日本)|消費税率引上げに伴う「えきねっと」JR券申込サービスの運賃・料金等の改定について
https://www.eki-net.com/top/oshirase/consumption-tax/


従って、増税前の3月中に切符を受け取れば、税率は増税前の価格ということです。


ただし、私の場合、乗車予定日が少し先なので、今受け取るべきなのか悩みました。

というのも、私が今回購入したのはトクだ値という種類の切符なのですが、一度受け取ってしまうと受け取り後の日時の変更が出来なくなるからです。(*1)

そうなると、一度払い戻ししてからまた購入することになり、払い戻し手数料を支払うことになってしまいます。トクだ値の払い戻し手数料は下記の引用のとおり、かなり高額なものになっています。

きっぷのお受取り後のトクだ値の払戻手数料
発売価格の割引率分
例:15%割引の場合15%の手数料がかかります。座席1席につき「トクだ値(乗車券つき)」は最低530円(最低:乗車券210円・特急券等320円)の手数料がかかります。

たとえば、10000円分のトクだ値切符を購入した場合、3%の増税分の価格は300円です。
それに対して、切符の受け取り後の払戻手数料は1500円かかります。かつ、再度別の日時で予約するため、増税分の300円もコストにプラスされます。計1800円のコストです。

この値を使用して、期待値を計算してみました。
詳細は蛇足を参照してください。


結局、いろいろと考えてみましたが、予定通りにいかなかった場合の手間とコスト、それと増税前に駅まで切符を取りに行く手間とコストを考えて、増税後に増税後の価格で切符を受け取ることにしようと思いました。


参考文献

えきねっと(JR東日本)|トクだ値>変更・払戻
https://www.eki-net.com/top/tokudane/change.html

きっぷは増税前に受取るとお得?:JR指定席ネット予約サービス「えきねっと」活用術:So-netブログ
http://eki-net.blog.so-net.ne.jp/2014-02-27


蛇足

ここで期待値を計算してみようと思います。
特に問題が起きずに、増税前の価格で切符を受け取り使用した場合、300円の得。
この時の確率をp1とします。

問題が起きて、払い戻し後再度切符を購入した場合、1800円の損。
この時の確率をp2とします。


この時の増税前に10000円分のトクだ値切符を購入した場合の損得の期待値は

 増税前に10000円分のトクだ値切符を購入した場合の損得の期待値 = 300×p1 + (-1800)×p2

 なお、p1とp2の関係は、問題が起きなかった時の確率p1は、問題が起きる確率p2を反対にしたものですから、p1=1-p2です。
ゆえに、
 p1 + p2 = 1
が成り立ちます。

ここで、増税前に10000円分のトクだ値切符を購入した場合の損得の期待値が得(プラスになる)場合の確率を考えます。

0 < 300×p1 + (-1800)×p2

が成り立つわけですから、以下式変形を行うと、

1800×p2 < 300×p1
p1 > 1800×p2 / 300
p1 > 6×(1-p1)
p1 > 6 - 6p1
p1 + 6p1 > 6
7p1 > 6
p1 > 6/7


従って、問題が起きなかった時の確率 p1 が 86% 以上あれば期待値はプラスとなります。


※ここに記載内容はあくまで私個人の個人的見解ですので、どのように行動するかは各自の判断によって行動してください。また、詳しい情報は必ずJR東日本のえきねっとホームページをご確認ください。
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